台風一過に金木犀

　１０月８日（木）　台風のち晴れ

　　私が起きたころには、台風本体は遠ざかっていて青空だったけれど
　　風はまだ猛烈に強かった。

　　そんななか例によってのたりのたりと「Sa**」の作業。

　　午後になって、風が穏やかになってきたようなので窓を開けたら
　　なんと爽やかな金木犀の香り！！
　　芳香が強風に乗って、辺りを清めてくれていました。

　　仕事のノルマはまだ途中だったけれど、夕方に中断して
　　天王洲は銀河劇場へ。井上ひさしの新作「組曲　虐殺」を観た。
　　小林多喜二と取り巻く人々を描いた３時間超のミュージカルだ。
　　多喜二役の井上芳雄は、前にも井上ひさし「ロマンス」で観て
　　なんと歌のうまい青年だろう！と思ったものだけれど、今回はさらに大人っぽくなってて
　　しかも、正統派ミュージカル歌手らしい声を、わざと潰すような歌い方もしたり
　　迫力が増していた！
　　そして何より、今まで井上ひさし作品をず～っと観てきたけれど、
　　今回は音楽を小曽根真が担当（そして生演奏）していて、
　　力強いジャズで悲しさとかやりきれなさを、胸にたたきつけられた感じだった。
　　ノックアウトでございます。

　　石原さとみちゃんはかわいいし、高畑淳子はうまいし面白いし
　　二人の北海道弁は（そりゃ不自然さはあるけれど）義父母が思い出されて
　　さらに身近なものとして感じられた。

　　それにしても、終演後すぐに帰宅したのに、たどり着いたらもうほとんど０時…
　　通勤とか慣れてないもんで、電車に乗るだけで疲れる。。
　　このぶんだとノルマの残りは持ち越しだなー

 

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